北海道は向日葵が満開です ― 2009/08/05 19:16
8月に入り、ようやくこの2,3日は夏らしい暑さの札幌です。
週末を利用した富良野・占冠方面2泊3日の旅行から帰ってきました。ここ2週間ばかりの間にいろいろなことがあって書いておきたいのですが、とりいそぎ旅の印象的な景色の写真をごらんください!
先日更新のブログに書いたとおりの期待通りに、行く先々で向日葵が満開でした! 「向日葵」と言いますが、よく見ると必ずしも太陽の方にみんな向かっているのではないのですよね。
かつて京都大学入学を目指して浪人中の頃、京大の先生が書いた本をできるだけ読みたいと思って手にした1冊が「ヒマワリはなぜ東を向くか―植物の不思議な生活」(中公新書 滝本 敦 著) でした。
このヒマワリは北海道空知地方南部の三笠市付近で見たものです。背丈は1mばかりのかわいいヒマワリ。三笠市は、「エゾミカサリュウ」「アンモナイト」など多くの化石を産する地質学的にも重要な地域です。ただいま三笠市立博物館 では、特別展[サメの歯化石の世界] を開催中です。
私は今年から2年間、札幌開拓記念館のミュージアムメイトに選ばれており、先日送られてきた資料の中にこの「サメの歯化石の世界」展の案内も入っていたことを思い出しました。ゆっくり立ち寄る時間がなくて入館できませんでしたが、札幌から片道2時間もあれば行けるので、今度あらためて行ってみるつもりです。札幌開拓記念館の方は目下、特別展「北海道化石展」を開催中です。北海道は国内で唯一、マンモスとナウマン象、両方の化石が見つかっていて、会期中はふだん展示していない忠類マンモスの化石も公開されています。古生物学や地質学に興味のある方、ぜひこの二つの特別展にご注目ください!
上富良野 千望峠のひまわりも満開です ― 2009/08/05 19:50
満開の千望峠 ひまわり畑(2) ― 2009/08/06 16:02
さらにヒマワリについて。
下の写真、千望峠の向日葵畑は近づいてみるとこんな感じです。
ヒマワリ畑は最近、北海道のあちこちで見られ、北竜町のヒマワリの迷路などが有名ですが、単に観光用というだけでなく、実はこのあと地面に鋤き込んで肥料とします。主に小麦畑に肥料用ヒマワリを植えるようです。
調べていませんが、千望峠で萩らしき花と混植されているのも、マメ科植物の窒素固定能力を利用して土壌中の窒素成分を増やす試みかもしれません。
ニュージーランドなどあちこちでルピナスが大繁殖している通り、マメ科植物は根に共生する根粒菌のはたらきにより、空気中の窒素を栄養分として取りこむことができるため、荒れ地でも優先的に繁殖することができます。
ラベンダー畑の横にもルピナスが植えられてたのを見て、ちょっと心配になりました。
今年の北海道、6月7月は雨続きの低温続きで農作物への被害が懸念されています。春まき麦は収穫が近づいていますが、低温で生育が悪いとその後に実っても重さに耐えられなかったり、雨で倒れた場合には実が傷んでしまったり、と打撃を受けてしまいます。お菓子に、パンに、人気の北海道スイーツの原料となる北海道産の小麦。富良野周辺でも広々した金色の麦畑が風にそよいでいました。
雨で北海道の景色を満喫できなかった方へ ― 2009/08/06 16:12
予報によると、北海道にようやく訪れたこの暑さと日射しは、しばらくもつということです。先月下旬、ニセコ・アンヌプリいこいの村に3泊4日の缶詰で惑星科学フロンティアセミナーに参加されたみなさん(とくに道外から来られたみなさん)は、全日通して雨(または濃霧)のためすばらしいニセコの景色、壮麗な羊蹄山の姿をご覧になれず、残念でした。
このブログをごらんくださっている方がいらっしゃると思うので、最近の夏の景色をたくさん掲載します。ぜひまた北海道で、セミナーをしましょう。
先週の富良野・美瑛・占冠旅行中も、実は晴れたのは初めの2日で、ゴンドラで行く雲海テラスと山頂へのトレイルランニングを楽しみにしていた3日目は、朝から大雨でした。朝4時に起きてみましたが、ひょっとするとみぞれもまじっているかのような大粒の雨で、ゴンドラの営業も中止と発表されました・・・涙涙。せっかくゴアテックスのトレイルランニングシューズを持参していたのに、走れませんでした。
写真は、上富良野町と美瑛町の間にある美馬牛(びばうし)というところの国道沿い、かんのファームのラベンダー畑です。きれいなだけでなく、香りが最高です!
ラベンダーの切り花を一束買い求め、車の運転席の前に置いておいたら、ドライブの間中、いい香り。そのまま乾燥してドライフラワーに。
北海道にもどって来て3ヶ月になりました。こちらに来て、高校時代の友人や、上記のようなセミナー等で出会った人や、その他、いろんな方とお会いしてお話する機会にめぐまれました。よく質問されるのは、フリーランスライター、サイエンスライターという私の仕事はどういうものかということです。意外にこういう仕事は知られていないものだと感じていますし、知っていただけると実は何かお手伝いできる場面がいろいろあるようにも感じています。
私が京都から札幌へ、思い切った大移動をしたことも、どんな仕事なのかわかりにくくしている原因だとは思うのですが。
私の仕事についても、このブログでもう少し説明していこうと思います。よろしければときどき見にいらしてください。
今は、大移動の直後でもあり勉強や見学に出かけたり、人に会ったりなど、「土つくり」「種まき」の部分が多くなっていますが、これは一人で仕事をしていく上ではとても大事な時間だと思っています。刈り取って出荷するばかりでは、気づいたときにはスカスカの畑になってしまいます。
ヒマワリを豪華に植えて、人の目を楽しませ、あるときばっさり刈り取って土に混ぜ込んだとおもったら、それを栄養に小麦をつくってさらにはおいしいお菓子を焼く、というところまでしたいのです。
これこそ、一人で仕事をしている醍醐味です。
現在、せっせと水をやって実際に育てているものとしては、恒例の知恵蔵ウェブ版kotobank の解説(最新記事は「種の起源」「世界水泳」など)、高校の生物の教科書や問題集の編集、宇宙論関係の執筆などなど。昨年力を注いでいた雑誌「トレイルランナー」は、残念ながらしばらく休刊となり、新たな形式での再出発をさぐっています。
そしてつい先日、もう1冊、単行本の執筆をご依頼いただきました。これがどんな本になるのか、はたしてちゃんと本の体になるのか、いまはまだあれこれ思案中です。
それでは続きはまた次回。
太陽の周りに虹が(内暈:ないうん?) ― 2009/08/12 14:55
モエレ沼公園の芝生があまりに気持ちよさそうなので、思わず自転車を置いて大の字に寝転がってみたら、太陽の周りに丸く虹がかかっているのが見えました!
ちょうど偏光レンズのサングラスをかけていたのと、薄い雲が出ていたのでまぶしくなく、よく見えました。
こういう現象をなんと呼ぶのでしたっけ。手元の本やウェブサイトで調べてみました。
「空の色と光の図鑑」(斎藤文一著 武田康男 写真 草思社)
「空の輝き」
たぶんこれは、「内暈(ないうん)」または「日暈(にちうん)」、いわゆる「太陽にかさがかかると、雨が降る」と言うときの「太陽のかさ」ですね。
太陽から視半径22度の円になっているので、22度ハローとも呼ばれます。
よく注意して探せば、さらに外側に視半径46度で見える外暈(46度ハロー)や環天頂アークという大きな天地逆さの虹が見えたかもしれません。
ふつう内暈は赤が強く見えるそうですが、写真はわりあい虹色に見えませんか? 部分的にはきれいな虹色でしたのでその点がちょっと疑問。「光環(光冠、コロナ)」とはちがうのかな? 詳しくないのでわかりません。
ともあれ、昨年4月にカナダのウィスラー・ブラッコムでも、大きな大きな日の暈をみたことを思い出しました。
先日の皆既日食はみられなかったけれど、不思議な太陽の現象を広く澄んだ青空の中でみられてちょっとうれしい気分でした。







