「北大とアイヌ」を考える連続学習会(第5 回 )で報告しました2020/10/10 16:45


2020年9月30日、Zoomを使ってオンラインで開催された第5回「北大とアイヌ」を考える連続学習会で発表しました。この日は、「大学と先住民族との関係および研究倫理のあり方:カナダ・ユーコンの事例に学ぶこと」と題して、3人が話題提供をしました。参加者は話題提供者を含め計31名でした。
当初、7月下旬の開催予定でしたが、私事により延期していただき、2か月遅れの開催となりました。ご配慮くださった主催者、世話役の先生方に感謝しています。

私は冒頭の40分をいただき、実質的にはじめての、留学成果報告となる発表をしました。約1年半のカナダ滞在中には多くの経験と学びがあり、今回は学習会の趣旨に沿った報告をしましたので、留学成果の1つの側面というべきまとめになりました。なかなか手をつけられずにいましたので、このような機会をいただき、感謝しています。

当日の発表資料は、「北大とアイヌ」を考える連続学習会のウェブページで公開しています。資料の直接リンクはここです。

発表後の質疑応答の時間には、「伝統知と先端知が異なるアプローチをとる課題解決や歴史解釈について、どう考えるか」「先住民研究の申請を検討する組織として、(日本では)どのようなものが担うべきと考えるか」といった質問をいただきました。

私自身は遺骨問題に焦点をあてて学んできたわけではありませんが、人口に占める先住民の割合が高い地域において、先住民の出身である同級生たちと一緒に、遺骨をふくむ歴史的・文化的財産の返還についても学ぶ機会を得ました。他にも多様な視点での報告・話題提供が可能です。
講演等の御依頼をお待ちしています。

キーワード Key words
Indigenous (aboriginal)
Reconciliation
Self-governance
Stewardship
Value
Worldview: power, time, knowledge, values, etc.
Two-eyed seeing
Land
Resilience
Modern treaties
Treaty people
Residential School
Trauma
Precontact
Assimilation Policies
Paternalism
Colonialism
Mental Health

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