ごあいさつ2015/01/15 14:33


雪深いニセコにも、陽光いっぱいの春が近づいてきました。 遅ればせながら、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

実は、今年の抱負として、以下の3つを書きながら、ここに掲載できていなかったのですが…

今年の予定・抱負

1.単行本の仕事をする
2.良い本、良い映画、良い音楽にできるだけ多く出会う。
3.今年も走る!

年度末も近づいたころ、ご縁があって北海道大学 高等教育推進機構 科学技術コミュニケーション教育研究部門(略称CoSTEP:コーステップ)に勤務することが決まりました。
4月1日から 特任准教授として、主にサイエンスライティングの指導・研究をします。

今後、勤務日は札幌で、休日はニセコで暮らす予定です。これまでのニセコでの経験を生かし、また新しい職場での経験をニセコのために生かせるよう、心を新たに誠心努力してまいります。

執筆・編集業務も続けていきます。 新年の抱負を実現できる、理想的な環境が整えられたと考えています。今後ともどうかよろしくお願いいたします。


勤務先
北海道大学 高等教育推進機構
オープンエデュケーションセンター(OEC)
科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)
〒060-0817 札幌市北区北17条西8丁目


公式ウェブサイト http://costep.hucc.hokudai.ac.jp/
メール kasai@costep.hucc.hokudai.ac.jp

産経デジタル"Cyclist"に記事が掲載されました2013/08/16 16:32


今年も、夏季最大のプロジェクト「ニセコHANAZONOヒルクライム」が終わりました。
事務局として関わって4回目になります。6月末のサロマ湖ウルトラマラソンの後は、これにかかりきり。1か月半の間、スポーツもままならず、編集・執筆のほうも大きなものはお引き受けできません。

今年は、5月の出版ネッツ関西フェスタで知り合った富山在住のライターの方からのご縁により、ヒルクライム大会にすばらしいメディアの方をお招きすることができました。
砂田弓弦さんです。
ふだん、砂田さんはヨーロッパでプロの自転車ロードレースを撮影しており、世界のメジャーレースで、オートバイに乗っての撮影を許されている数少ないフォトグラファーの1人です。国内の、それも市民レースを取材するなど、これまでなかったことなのです。
その砂田さんが来て撮影し、トークショーもしてくださるというので、大会の参加者や関係者のみなさんからは、どうしてそんな方を招くことができたのかと質問攻めにあいました。これもネッツのつながり、出版フリーランスのつながり、と思うと、自慢です!

砂田さんにお越しいただいたことは、ニセコにとっても、またヒルクラム大会に参加した選手や関係者にとっても、かけがえのない財産になりました。砂田さんご自身にも楽しんでいただけたように思えます。

いくつもの楽しい体験、貴重な体験がありましたが、なかでもヨーロッパの自転車レースの運営との比較から、どのような大会を目指すかという目標をはっきりもって大会の運営をしていきなさいと、具体的な事例とともに助言をいただけたことは、私たち運営側にとってはいくらお金を出しても買えないような、プライスレスのレクチャーでした。

そして、砂田さんがつないでくださったことにより、自転車ロードレースに関心のある人の間で大変よく閲覧されている人気サイト「産経デジタル"Cyclist"」に、2回にわたって記事を載せていただくことができました。
2回とも、私がレポートを書いています。

第1報は2013年8月9日6:00amの公開で大会レポート
“冬のリゾート地”が燃えた真夏の1日 「ニセコHANAZONOヒルクライム」を砂田弓弦さんが撮影

そして続報が本日2013年8月16日正午に公開されました。ニセコエリアを中心とするサイクリングレポートです。現在はトップページのニュースにリンクされています。
Cyclistトップページ
記事へのダイレクトリンクはこちらです。 「夏はサイクルリゾートに変貌 雄大な自然を駆け抜け、北のグルメを堪能できるニセコの魅力」

大会開催および砂田さんのご滞在にあたり、多くのご支援をいただきました。また日頃から、ニセコエリアのサイクルツーリズム振興に尽力 されているみなさまもいらっしゃいます。
みなさまのお力で、こうして有力メディアに記事掲載の運びとなりました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

ご縁といえば、以前、執筆した「植物まるかじり叢書」(化学同人)のつながりで、新しい本の執筆をご依頼いただきました。高校の新学習指導要領に基づく「生物」の科目のうち、植物に関する部分の解説書です。
編集会議のため、7月下旬に名古屋大学に行ってきました。どれほど暑いかと覚悟していましたけれど、幸い、ほとんど戸外に出ることなく、空港・電車・大学内ですごして帰ってきましたので大丈夫でした。

この仕事は9月下旬のスタート予定。その前に、スイス旅行を計画しています!

今年のサロマ湖ウルトラマラソンの結果。
計測ポイント  スプリット   ラップ  

Start        00:02:12   
10k         01:08:19    1:06:07
20k         02:19:21    1:11:02
30k         03:29:29    1:10:08
40k         04:44:23    1:14:54
42.195k       04:59:14
50k         05:57:32    1:13:09
60k         07:32:17    1:34:45
70k         08:43:38    1:11:21
80k         09:58:53    1:15:15
90k         11:26:34    1:27:41
Finish        12:52:17 1:25:43

前半はペースをセーブして走るくらい余裕がありましたが、55㎞の休憩のあと、あまりの暑さにダウンしてしまい、氷を頭にのせた状態でしばらく寝てしまいました。足がもつれて転んでしまったほどで、もはや完走できないかと思ったくらいですが、この休憩が効いたのと、その後、氷をポケットに入れて脚の付け根を冷やしながら走ったのが奏功して、またまた今年もぎりぎりで関門を通過しながら完走できました。
最終的には、ラスト10㎞を昨年より6分縮め、5分以上早いタイムでフィニッシュできました。
90㎞関門が最も精神的にきつくて、「いっそ間に合わなければいいのに」と思ったほどだったのに、そこを過ぎたらがんばれました。
最後の最後に力が出てくるのは、私らしいです。

今年も、サロマからの帰路、ふらのユースに一泊して友人に会いました。去年は、ここで同宿だったフルーティストとご縁がつながり、今年2月にニセコでコンサートをしてもらいました。

2回目のサロマ湖100㎞ウルトラマラソンへ2013/06/28 09:25

センダイハギ

今年もサロマ湖100㎞ウルトラマラソンに行ってきます。
昨年は70㎞以降の関門を、わずか数分の差ですり抜けながらゴールしたので、今回は目標タイムをこまかく自分なりに決めてメモして持参することにしました。

目標が具体的に定まっていないと、ぎりぎりになってしまうのは勉強でも仕事でも同じですね・・・

天候が心配です。どうやら晴天に恵まれそうですが、暑くなるのではないかと。予報では、最高気温22度となっています。京都に暮らしていた頃のことを思えば、寒冷そのものですけれど、今日・明日の予想最高気温は16度前後ですから。
写真は一昨年に撮ったサロマ原生花園のセンダイハギ。今年は一時、暖かい日がありましたけど、いまはどちらかといえば涼しい毎日ですから、原生花園の花はどうでしょうか。
原生花園に入ってしまうと、応援の人がコース沿いに出られる箇所はほとんどなくなってしまい、花と海だけがなぐさめになります。

ニセコには7月2日(火曜日)の夕方以降の戻りになります。4日間、連絡や作業が滞りますが、お許しください。
これが終わりますと、いよいよ新たな仕事、および夏の大きな仕事に本格的に取り組みます。お待ちいただいているみなさん、よろしくお願いいたします。

しまなみ海道の調査より戻りました2012/11/26 23:31


本日午後、しまなみ海道の調査より戻りました。
行く先々で、関係者および地元サイクリストの方々のご厚意を受け、大変有意義な体験となりました。

初日日中は今治市にて、しまなみのサイクルツーリズムの取り組みについてみっちり視察。 夜は地元のサイクリストのみなさんと交流会。しまなみ海道は、まるで風になって海の上を走っている気分を味わえて、「一度しまなみを走ればやみつきになりますよ」とうかがい、期待が高まりました。

2日目は、しまなみ海道を今治から尾道までのサイクリング。しまなみ海道の魅力は、橋の上だけでなく島に下りたところにこそありました。
写真は、多々羅大橋。このころからすっかり青空になり、また尾道側から走ってきてくださった尾道サイクリング協会のみなさんと合流し、ますます楽しいサイクリングになりました。橋ごとに、島ごとに景色が変わり、名物が変わり、終わってみれば80kmを走りきっていました。瀬戸田のコロッケ、ドルチェのジェラート、尾道プリンなどなど、おいしいものもたくさん食べました。尾道と今治を結ぶ「ブルーライン」の意味、また設置までの道のりも学びました。
この日の夜は尾道サイクリング協会事務局との懇親会。

3日目は大三島一周をぐるっと走りました。海に向かって下っていく斜面では、太陽が出て海がきらきら輝いていました。
伯方の塩、いよかん大福、ハタ丼など、この日もおいしいものをいろいろ買い物し、食べました。
でも一番の収穫は、自転車道整備に向けた活動の道のりをうかがえたこと。視察に来て、本当によかったです。しまなみのみなさん、お世話になりました。

4日目は京都へ移動。京都市内の自転車店にニセコのフライヤー等を配布しました。5日目は、車で京都北部を視察と、サイクリスト交流会。京都市内の自転車ショップとサイクリストの数の増加に圧倒された2日間でした。

この後は、視察調査のまとめと地元のワーキンググループでの活動などに移ります。

K's WORKS をよろしくお願いいたします2012/11/18 12:55

Springbrook National Park

半年以上にわたりブログが更新できず、申し訳ありません。この1年あまりで急速にフェイスブックが普及して、日々の情報発信は主にフェイスブックに以降しています。また、2009年に21年間住んだ京都から北海道へUターンし、2010年5月にはニセコへ移住して、2012年3月まで 一般社団法人ニセコプロモーションボード(NPB)事務局に勤務するようになり、これまでのフリーランスとは業態が変化しました。
2012年4月から10月までは、フリーランスに戻ったものの、Web 更新、ニュース発行、そしてニセコHANAZONOヒルクライムの事務局等、NPB在職中の業務を受託し、また地域の事業所にてマーケティング部門のお手伝いなどもしました。

この間、6月下旬にはじめてのウルトラマラソンを完走(サロマ湖100km)、10月下旬には4年ぶりのトライアスロンをオーストラリアで完走しました(IRONMAN70.3 Port-macquarie)。

こうして公私にあわただしく過ごす中で、これからの自分の業態・業務内容に合ったホームページにリニューアルする必要を痛感しています。上記のとおり、2009年から2012年10月に至るまで、居住地や業態が大きく変わってきましたが、ようやく当面の方向性が固まりそうです。

10月に、ニセコ町・倶知安町の両町から成る「ニセコ観光局プロジェクト協議会」より、「自転車道整備検討調査事業業務」を受託しました。業務範囲・予算規模としては、これまで受託した業務の中でも上位3件に入る大きなものですが、内容としてはこれまで20年以上にわたって趣味で取り組んできた自転車の経験と、ニセコに移住して以来の仕事・人脈・経験を生かせるもので、楽しんで取り組めそうです。
従来より事業所名をK's WORKSに変更したいと考えていましたが、今回の事業受託を機に一新いたします。ただしロゴマークはそのまま使用します。
本事業名には「自転車道整備」と入っていますが、必ずしも自転車道だけでなくニセコエリア一帯のサイクルツーリズム振興に関わる多様なプロジェクトを含んでいます。

まずは11月2日~4日、幕張メッセにて開催された「サイクルモードinterenational」の北海道ブースに共同出展し、ニセコのPRをするとともに自転車のいろいろな情報に触れてきました。また、北海道開発局小樽開発建設部等が主催する「ニセコ・倶知安地域の将来像と地域課題を考える会」の第1回(10月)で話題提供者として発表を行い、これをきっかけに地域のサイクルツーリズムに関するワーキンググループを近く立ち上げることになりました。来年夏、ニセコエリアでは、全国規模・世界規模のサイクルイベントが相次いで開催される見込みで、これを見据えたWGです。
来週11月20日からは、日本のサイクルツーリズムの先進地、しまなみ海道を視察してきます。こうした活動を踏まえて、来年3月末に報告書をまとめる予定ですが、ライターらしい仕事と言えばエキスポで配布するフライヤーの作成と最後の報告書作成くらいで、もはやフリーランスライターとだけ名乗るわけにはいかない気がしてきました。
こういう仕事は、コンサルというのでしょうか?

とはいえ、従来通り執筆・編集業務も変わらず承っています。

平成10年以来続いてきたゆとり教育にこのたび終止符が打たれ、小学校は平成23年4月から、中学校は平成24年4月から、そして高校では平成25年度入学生から新しい学習指導要領が実施されます。これにともない、教科書・問題集・参考書・教師用指導書等のすべてが改訂されるため、教科書・学習教材出版業界はここ2,3年の間、超繁忙期を迎えており、私も昨年は教科書、今年は問題集・参考書・教師用指導書の編集を途切れることなくお手伝いさせていただいています。
特に高校の生物は、新たな学習指導要領の下、教科書はこれまで見たことのないほど分厚くなり、内容的には私が大学で習ったよりも質量ともに上まわると感じるほどで、編集作業をしながら新たに勉強しなおしています。

また、「CANADA SNOWNET」を今年も担当しています。ウィスラー・ブラッコム、バンフ、ジャスパー、レベルストークの各リゾートの今シーズンの最新情報と、ウィークリー情報を更新していきます。振り返ってみると9シーズン目。スタート当時はウィスラー観光局の担当者だったモリーン・ライリー氏は、いまやカナダ観光局(CTC)日本代表に就任しました。情報発信の方法が、ウェブサイトからブログへ、そしてTwitter やフェイスブックへと変わってきたのに、こうして一貫して担当させていただいていることを感謝しています。

サクセスネット知恵蔵(kotobank)ほか、10年以上にわたってレギュラーで執筆させていただいている原稿も、引き続き承っています。ただ1つできていないのが単行本の執筆ですが、その時のためにインプットを積み重ねていきたいと考えています。

京都在住時に、取材以外の時間をすべてSOHOでこなしていたのと違い、いまは色々な人に会い、一緒にお茶を飲んだり、会合に出たり、エキスポのような場所に出かけたりということが増えましたが、今月から基本的な職場はSOHOに戻りました。
12月・1月はイベント準備のため、またまた曜日限定で他の事業所に勤務することになるかもしれませんが・・・

ともあれ、なんとかウェブサイトをリニューアルしなくては。
新生K's WORKSを今後ともよろしくお願いいたします。
追記:写真は今年10月下旬、オーストラリアの世界遺産Springbrook National Parkで、念願のナンキョクブナを見に行ったところ。 ナンキョクブナについては、「進化し続ける植物たち」(化学同人)に書いて以来の関心でした。
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