カナダ西部に鉄道の新路線が本日開設! ― 2006/05/02 11:51
2010年冬季オリンピック、パラリンピック大会は、バンクーバーとウィスラーの共同開催で行われます。先月21日には、バンクーバーのダウンタウンにできた新しい本部ビルにVANOC(バンクーバー・オーガナイジング・コミッティー)が引っ越しをしました。ウィスラーにもVANOCオフィスが置かれ、スキー、スノーボード等の会場となります。
先のトリノオリンピックでは、アルペン競技の会場とアリーナや大会本部のあるダウンタウンとの交通がかなり不便だったそうですが、バンクーバー・ウィスラー間は心配ご無用です。バンクーバーからウィスラーへ向かうハイウェイ99号線は、"Sea to Sky" Highwayの愛称をもち、世界でも最も美しいハイウェイといわれます。バンクーバー国際空港やダウンタウンとウィスラー・ブラッコムの主要ホテル間には、シャトルバス「ウィスラーエクスプレス」(運行会社 ペリメーターバス)や長距離バスのグレイハウンドなどが運行し、片道120km、約2.5時間のドライブは景色を楽しみながらあきることがありません。そして今日、カナダ時間の5月1日からは、鉄道という選択肢が加わります。ロッキー観光専用列車で人気の高いロッキー・マウンテニア・レールツアーが運行する「ウィスラー・マウンテニア号」です。かつてBCレイルという鉄道会社が客車を運行していた路線に豪華列車が走るのです。
ウィスラー・マウンテニア号は、"Sea to Sky" Highwayに沿ってノース・バンクーバーとウィスラー間を1日1往復、片道約3時間で結びます。ノース・バンクーバー駅を出発するとすぐ、車窓から左手に見えてくるのがバラード入り江(Burrard Inlet)をはさんで高層マンションやビルが林立するバンクーバーのダウンタウン、そしてシーダー(ヒマラヤスギ)がうっそうと茂るスタンレーパークです。その後は山と海岸線の景色を楽しみつつ、渓谷の町、スコーミッシュへ。ここから線路は内陸へ入り、氷河を頂く山々に囲まれて進みます。
客車は天井がドーム状のガラス張りになっている展望車輌「グレイシャー(氷河)ドーム」と、一般車輌の「コースト(沿岸)クラシック」の2カテゴリーがあり、それぞれ運賃には飲み物と軽食が含まれています。優雅な列車の旅の料金と運行スケジュールは以下の通りです。
【料金】 *グレイシャードーム 大人:片道$169、往復$289 子ども:片道$119、往復$199
*コーストクラシック 大人:片道$99、往復$179 子ども:片道$49、往復$89
【運行ダイヤ】
ノース・バンクーバー駅発→ウィスラー駅着 (北行き)
8:30発 → 11:30着 (現地時間)
ウィスラー駅発→ノース・バンクーバー駅着 (南行き)
14:30発 → 17:30着 (現地時間)
この夏の運行は、5月1日より10月16日までの毎日で、宿泊やアクティビティとセットのプランや、ウィスラーからの帰路に夕方発のバスを使うプランなど、さまざまなバケーションプランが用意されています。ウェブサイトでは、詳細な料金のほか、車窓からの景色とウィスラーで楽しめるアクティビティなどのビデオを見ることができます。今後、紅葉の季節や冬季の運行にも期待しましょう。www.whistlermountaineer.com
また、ウィスラー・マウンテニアの延長路線を使い、ロッキーのバンフ、レイクルイーズまで行くツアーも始まりました。6泊7日~8泊9日までの行程で、日中は列車の旅、夜は下車して地元のホテルに泊まって観光するというもの。ウィスラー、ロッキー、バンクーバー間を往復する「ゴールデン・サークル」(9泊10日)、さらに東部のトロントまで行く「ノーザン・レイル・ジャーニー」(10泊11日)、大西洋岸のハリファックスまでカナダ横断の旅「ノーザン・コースト・トウ・コースト」(16泊17日)などもあります。これらのツアーの詳細は次のウェブサイトでごらんください。 www.rockymountaineer.com/vacation_packages/whistler_mountaineer
ウィスラーとロッキーのスキー場から、毎週、現地情報をお伝えしてきたカナダスノーネットは、4月末で今シーズンの更新をすべて終了しました。ご愛読くださったみなさま、ありがとうございました。2006/2007シーズンもぜひ、この企画のお手伝いをしたいと願っています。そして、上でご紹介した列車の旅もぜひ体験して、その乗り心地や景色をお伝えしたいです。
写真は、スタンレーパークから見たバンクーバーのダウンタウン。


