この春一番のあれこれ2012/04/25 23:22


6月下旬のサロマ湖ウルトラマラソンに向けて走り始めました。ちょうどいま、ニセコでは雪解けが一気に進み、春の風物が次々に現れては次々に主役を交代していきます。

1週間前には、渡りの途中のハクチョウ、春ラフティングのスタート、トガリネズミ、そして春スキーとスプリングパーク。ニセコプロモーションボードスタッフブログ「ニセコ春の風物あれこれ、みーつけた!」(4月18日)に写真入りで書きました。

4月20日には、今年初めてのオオジシギの姿を見、昨日4月24日には今年初めてのカタクリの花を見(別の場所ではすでに咲き始めたところもあり、初見ではない)、今日はついにオオジシギの初鳴きを聴きました。
その鳴き声は、ジュビジュビジュビジュビジュビ、ボボボボボボボーッツ

最後のボボボボボーッは羽音です。

天然の鳩時計(=裏の林のカッコウ)に起こされる日も近い・・・

もう一つ、今年の初見といえば春の滝。ニセコグランヒラフスキー場の横にある、完全立ち入り禁止のボールで、春になると雪解け水が滝となって流れ落ちます。こんなに雪が多い年でも、ちゃんと雪解けの季節がいつものように来るのだなと感心してみていました。
1週間前は楽しく滑ったアンヌプリ国際スキー場のゲート外「大沢」も、すぐ隣の「鉱山の沢」で4月21日未明に全層なだれが起き、大沢を含む一帯が立ち入り禁止になりました(鉱山の沢の全層なだれについて)。

ハクチョウは、田んぼで餌をついばんでいた日の数日後、V字に群れを成して上空を飛んでいき、それきり姿を消しました。

ランニングやサイクリングだと、車に乗っていては気づかない自然の変化を敏感に感じることができます。北国の春は駆け足なの​で、片時も目を離せません。

写真:福寿草はやはり1週間くらい前から目にしました。

ニセコ自然だより(昨年の4月下旬発行分)

CANADA SNOWNET、今年の更新もあと1週間で終わりです。

ニセコスタイル ランニングマップ完成2012/04/03 10:15



年度末、さらには雇用期間終了にともない、3月中はいろいろな成果物が完成しました。
先の温泉PRビデオもその一つですが、私が主にかかわって制作したのはこちら。ニセコスタイルランニングマップです。
2010年6月に受け入れを行ったトレラン王国の取材、および昨年9月に行った旅ランモニターツアーをベースに、マップを作成しました。

実はまだテストバージョンで、一部の写真が未完成です。限定500部印刷しており、約半数は先週末のキャンピングカーフェスティバル(アクセス札幌)で配布しました。
「写真が未完成でも、いますぐほしい!」という方のために、追ってダウンロードサイトを用意しますので少々お待ちください。
デザイン、構成には「ランファン北海道」編集部のお力を大いにお借りしました。ありがとうございました。

このマップを配布し、ニセコでのランニングをPRするためのバナーも完成しています。こちらも素敵です。実物は、ぜひニセコに見に来てください。
次なるプロジェクトは、モニターツアーをサポートしてくださったJTBさんと一緒に旅ランツアーの商品化・・・

BYWAY後志9号 発売:ニセコHANAZONOヒルクライム2011/10/11 21:35


BYWAY後志の最新刊、第9号が先日発売になりました。巻頭記事は、私が寄稿した「ニセコHANAZONOヒルクライムと私たちの暑い夏」。

選手たちの躍動感あふれる姿とともに、私たちニセコプロモーションボードのスタッフの活動も、ニセコ有島在住の山田スミ子さん他の写真で多数掲載されています。

BYWAY後志は道内各書店の他、後志管内の道の駅、JRニセコ駅内茶房ヌプリなどでお求めになれます。ぜひご覧下さい。

この夏の成果と秋の課題2011/09/06 10:00


夏はあっという間に駆け抜け、ススキが出て、台風がやってきて、本日はニセコ町に「大雨(土砂災害)・洪水警報」「雷・濃霧注意報」が出ています。昨日からの強風注意報は解除されました。

庭のミニひまわりはそろそろ終わり。背の高いひまわりは、ようやく咲き始めたところに強風と雨が襲い、ちょっと心配です。

この夏、いろいろなことがありました。
これまでのランニングや自転車の経験も多く生かせたと思います。

☆第2回ニセコHANAZONOヒルクライム(8月6/7日)


-スタッフとして企画・実施   ※顛末は9月末発行「BYWAY後志VOL9」

★第25回ビホロ100kmデュアスロン (R10km+B80km+R10km) 参加(8月21日)


2008年8月のアイアンマンカナダ以来、3年ぶりのレース。
せっかくサロマ湖ウルトラマラソンまでは、わずかながらもトレーニングをして走れるようになり始めたのに、その後はヒルクライム大会の準備のためにまったく運動ができなくなり、疲労もたまってしまったのですが、なんとか完走はできました。
オホーツクブルーの空の下、同様に広々とした美幌の農村地区をランニングし、ひまわり畑の横や白樺並木の中を自転車で駆け抜けました。思った以上にBIKEは走れたのですが、久しぶりのレースを楽しむには至らず、残念な思いがずっしりと残ってしまいました。
大会翌日には、空に絹雲がたなびき、秋の気配を帯びていました。
今年はオホーツクに足が向いた夏でした。

☆北海道運輸局「台湾北海道観光プロモーション」メディア招請事業


国土交通省北海道運輸局による風評被害対策緊急事業として、ランニングFAMトリップが8月29日・30日にニセコを訪れ、現地スタッフとして受け入れ業務を行いました。
このFAMトリップは、毎年8月最終日曜日に札幌市内で開催される、参加者1万人規模の「北海道マラソン」へのアジアからの送客を期待し、マラソンツアーのエクスカーションの可能性を探るためのもので、香港・台北・ソウルから、マラソン協会や陸上競技団体、並びに当該団体が推薦するマラソン専門誌等メディア関係者14名が、小樽・ニセコエリアを視察しました。
一行は、ニセコ町長を表敬訪問した後、ニセコマラソンのコースを視察しました。夕食時にはニセコエリアの宿泊・観光関連事業者から多くのご参加を得て、なごやかな交流と活発な意見交換の場を持つことができました。ツアー参加者からは、ニセコの美しい景色と豊かな農作物、きれいな湧水、温泉などが、ランナーにとっては大きな魅力になるとの感想を得ました。

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☆「スキーエリア再活性化セミナー」


じゃらんリサーチセンター主催(後援:国土交通省北海道運輸局)により、8月30日(火)セミナーが開催され、参加してきました。
セミナーでは、同リサーチセンターが2011年1月に行った大規模な調査結果に基づき、スノーエリアのマーケット拡大のため今後最も開拓可能性の高いターゲット層を分析し、ターゲットに応じた集客戦略について、事例報告とワークショップを行いました。最後に、同リサーチセンターから、スキー業界にとって最重要となる若者需要の創出に向け、“19歳リフト券無料”を主旨とする「ホワイト19プロジェクト」を、全国50以上のゲレンデの賛同を得て推進したいとする提案がなされました。

☆「新学習指導要領・生きる力」→教科書改訂


平成10-11年に改訂された現行の学習指導要領が、10年を経てこのたび「新学習指導要領・生きる力」として改訂されました。
前回の改訂は、「ゆとり」が強調されましたが、これを見直し、「『生きる力』を育むという理念のもと、知識や技能の習得とともに思考力・判断力・表現力などの育成を重視」(文部科学省)としています。
これに伴い、教科書、そしてあらゆる学習参考書等教材が改訂されるため、学参編集業界はこの数年、特需の状況にあり、一方で震災の影響は紙やインクの確保・物流、さらには印刷済の在庫の汚損にも及んで、大変な事態に陥っているようです。
新教育課程の教科書使用は、平成23年4月から小学校で、平成24年4月から 中学校でそれぞれ全面実施。高等学校では平成25年度入学生から(数学及び理科は平成24年度入学生から)です。
昨年から今年にかけ、学参編集者の需要、とくに理科関係はもともと編集者が少ないために需要が高い状況です。私も、ご依頼にはできる限りお応えしたく努力していますが、いくつかのものについてお役に立てず、ご迷惑をおかけしていることをお詫び申し上げます。
私個人としては、新たにできた「科学と人間生活」という理科科目に期待をもち、また関心をもっています。

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★作品・表現にふれる-地球交響曲第4番ほか


しばらく読書からも映画からも離れていましたが、サロマや美幌への道中、札幌・北見間の長距離バス車中で読書が進みました。またこの秋は、友人がニセコでガイアシンフォニー「地球交響曲」の上映をオーガナイズしたことで、身近にふれることができました。
先日、家のすぐ近所のカフェで上演されたのは第4番。チンパンジーの研究者として著名なジェーン・グドールの出演を楽しみにしていましたが、最後に登場した版画家・名嘉睦稔の言葉に強い印象を覚えました。
写真家・星野道夫の写真を彼のエッセイで理解するように、名嘉睦稔の版画を映像中の彼自身の言葉で理解することができ、幸いに感じました。どちらも、写真や版画に優れているだけでなく、言葉に優れた芸術家です。
ふるさと伊是名島に棲む多様な生物の姿を「だれがこんな形、こんな色を許したんだ」とおもしろがる感性。
入力を増やしながら、来年以降の出力を増やしていきたいと思います。

ニセコ自然だより「ニセコラム」


毎月、発行しているニセコ自然だよりに「ニセコラム」を書いています。こちらからダウンロードできます。
最新号には「羊蹄山のある暮らし」。参考資料は「北海道・自然のなりたち」(北海道大学図書刊行会)です。

-10年ぶりに自転車を新調することになりました。スペシャライズド Ruby Elite! 雪が降るまで、2ヶ月くらいは乗れるかな・・・納品が待ち遠しいです。   近況は、トレイル&ファンランfrom北海道およびFACEBOOKにも掲載しています。

サロマ湖ウルトラマラソン50km2011/06/30 20:14


サロマ湖ウルトラマラソン50kmを走ってきました。
コースは後半、ワッカ原生花園の中を通り、アップダウンは厳しいものの、エゾスカシユリやミヤコグサが咲く広々とした景色の中、波の音を聞きながら走る喜びを感じることができました。

10kmごとの所要タイムは
10km 1:03:11
20km 1:05:20
30km 1:07:01
40km 1:09:36
50km 1:12:52

フィニッシュタイム5:38:29でした。あまりペースダウンすることなく、淡々と走ることができたのはよかったです。心配していた膝の痛みもまったく出ませんでした。

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大会前日には、招待選手のワイナイナ選手にワッカネイチャーセンターでばったり出会い、一緒に写真をとってもらい、「楽しく走ろうね」と言ってもらいました。(※ワイナイナ選手は翌週、札幌ドームリレーマラソンにも来ていました。)

中学・高校の頃に親しくしていたKちゃんが道東に住んでいて、今回は何年ぶりに会うことができました。
Kちゃんのおかげでワッカ原生花園へ来ることが出来、暑い中を大会の応援もしてもらいました。

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サロマを走ることしか考えていなかった旅行でしたが、Kちゃんに会えたこと、ワッカ原生花園を訪れることができたことは、すばらしい夏の思い出でした。
ワッカ原生花園では、ニセコで聞き慣れたオオジシギの鳴き声、そしてその姿もはっきりと(さえぎるモノがないので)。

次はアッケシソウ(厚岸草、サンゴソウ)が真っ赤になるところを見てみたいです。

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そして来年は、やはり100kmの部で出たいと思いました。
50kmと100kmではぜんぜん違います。

この夏は、北海道観光振興機構の仕事をいくつか担当しました。
Namara(なまら)夏号   ※取材協力
北海道デスティネーションキャンペーン    ※コーディネート、写真集め、取材協力、プレゼンテーション協力、等
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