おしらせ ― 2017/03/30 16:10
半年間の冬の始まり ― 2010/11/06 09:08
10月下旬、ニセコには大雪が降りました。
気の早い一部のローカルは、まだパトロールのゴーサインもないのにこんなことをして大目玉。
http://studio343.jp/2010/10/first-tracks-in-hirafu/
私は今週、ニセコエリアの温泉取材にあちこち行っています。
トレイル&ファンランfrom北海道
カナダでも今年は雪が早く、今日はカナディアンロッキーのレイク・ルイーズがオープンしました。
http://www.skilouise.com/
例年、この時期からCanada Snownet の更新をはじめるのですが、今年はどうでしょう?もう5,6年も続けているので、ないとさみしいです。
久々に知恵蔵の用語解説を書きました。11月5日追加「生物多様性」です。
kotobank
今日はこれから札幌へ行き、バンフ・マウンテンフィルムフェスティバルの上映を見に行きます。
温泉取材は来週まで続きます。冬はやっぱり温泉ですね~ ニセコはこれからゴールデンウィークまで雪の中。半年間続く冬の始まりです。
Canada Snownet リニューアルしました ― 2009/12/12 22:30
CANADA Snownetの09/10シーズンがいよいよ本スタートしました。私はトップページのNEWS更新とともに、クートニーロッキーズの新しいスキー場「レベルストーク・マウンテンリゾート」の情報ページを新たに書いています。
レベルストークは、2005年の夏にアイアンマンレースの後でカヤックを乗りに行きました。そのとき、カヤックガイドの方から「すごいスキー場ができるよ」と聞きました。
一度でも行ったことのある町なので、情報ページを書くにもイメージが持ててよかったです。
とても魅力的なところです。ぜひご覧になってください。
☆カナダスノーネット
トレイル&ファンランのブログには、ウィスラーのトレイルについて書きました。写真をたくさん載せています。
★トレイル&ファンランfrom北海道
写真は、昨年の今日滞在していたニュージーランド南島のアオラキ/マウント・クック国立公園での一枚。アオラキ(マウント・クック)は、ニュージーランドの最高峰。エドモンド・ヒラリー卿がエベレスト登頂を成し遂げるために登山技術を磨いた場所として知られています。
よいハチミツと8の字ダンス ― 2009/07/01 08:40
昨日のブログの補足。
ご紹介した「庭で飼うはじめてのみつばち」(山と渓谷社、和田依子著)は、みつばちを飼いたいという人でなくてもぜひおすすめしたい1冊です。
生き生きしたミツバチ、琥珀色のおいしそうなハチミツやみつろうの写真は見ているだけで楽しく、かわいいイラスト、ていねいにかかれた文章のトーンも好感がもてます。レシピや資料として活用できるページも満載です。
そして、初めて知るミツバチの生態も興味をそそられます。ミツバチといえば社会性昆虫として高校生物の教科書にとりあげられ、8の字ダンスで仲間に蜜の在処を教えるということを教わります。
本書で私が初めて知ったのは、蜜をもちかえった働きバチの中には、なかなか8の字ダンスを踊らせてもらえないハチがいるということ。というのは、蜜集め係のミツバチは巣に戻ると蜜貯蔵係のミツバチにもちかえった蜜を渡すのですが、このとき貯蔵係は糖度の高い蜜から順に受け取るというのです。
蜜を渡したミツバチは、その蜜をとってきた花の位置を仲間に伝えるダンスをします。糖度の低い蜜をもちかえったミツバチは、なかなか蜜をうけとってもらえず、なかなかダンスを踊ることもできない。
こうして、糖度の高い蜜を出している花の方へ、多くの蜜集め係が飛んでいき、よい蜜が集められるというのです。
こうして、ある花がよい蜜を出している一定期間には、ミツバチたちはもっぱらその花の元へ通うので、「クローバーのハチミツ」「(ニセ)アカシアのハチミツ」といった具合に単一種のハチミツがとれるというわけです。
といっても、自然のことですから、100.00%単花ハチミツというわけではなく、微量の他種の花蜜が混じることもあり、それはそれで独特の風味付け(もしくは相互作用による新たなおいしさ)となるそうです。また、1シーズンの間、巣箱を移動させず、1年に1度まとめて蜜を採集するようなやりかたで採る百花ハチミツは、複雑な味わいで静かな人気を集めているそうです。
ミツバチが激減している背景には、単一の花ばかりから蜜を集めてくるストレス、そしてその蜜をハチミツとして取り上げられ、餌として砂糖水を与えられるストレスがあるとする説もあります。養蜂家は越冬のための蜜を巣箱に残し、不足の分は砂糖水を追加します。みつろうをとる目的では、ミツバチはろうをつくるために蜜を餌とすることが必要なので、蜜を採らずにみつろうをとります。
古代文明とともに始まった養蜂の歴史を思うと、この10年、20年といった近年になって急に過酷な労働条件でみつばちを過労死させたというのなら、外来植物の繁殖や新たな農薬の使用といった要素が、結果としてミツバチにストレスを与えているのでしょうか。その検証がいま専門家によって進められています。日本のミツバチの激減についての研究拠点である玉川大学学術研究所、その教授である中村純さんが、「庭で飼うはじめてのみつばち」を監修されています。
写真は、昨日書いたニュージーランドのハチミツ。上記参考書によれば、「ニュージーランドでは硬い結晶を嫌いあえて全体を細かい粒子の結晶にした『クリームはちみつ』が好まれます」とのことで、写真右のびんでご覧になれるかと思いますが、みかけはピーナッツバターのようなクリーム状です。日本やアメリカでは結晶が好まれないので、透明な液体状のはちみつがほとんどです。結晶のできやすさは、花の種類や精製法により、結晶ができてもでなくても、どちらも本物です。
巣と一緒に食べるハチミツ(写真左)は、ろうのシャリシャリした食感がめずらしく、忘れられません。
クローバーのはちみつをプレゼントしてくれたおじさんの言葉。
「どうしてクローバーの蜜だけだとわかるかだって? そんなことわからないさ。みつばち次第だよ。」
花から目が離せない! ― 2009/06/30 23:40
京都から札幌に来て、もうすぐ2ヶ月。故郷とはいえ、21年も離れていたのでとまどうことも多く、季節、風物、行事などあらゆることが新鮮に感じられて楽しくすごしています。
この2ヶ月、身近に見られる花が次々に変わっていて、まさに花の季節です。桜、ライラックに始まり、マロニエ、チューリップ、ニセアカシア。トレイルランニングで走った山の小道には、いままで名前しか知らなかった「ヒトリシズカ」「フタリシズカ」の可憐な花も見ることができました。そしてこの間、1ヶ月以上にわたってずっと空を舞い続け、今ピークを迎えているのがポプラです。
ポプラといえば、北海道大学キャンパスの並木でもよく知られ、札幌にはとても多い木です。ヤナギ科で、花粉が風で運ばれる風媒花。花は目立ちませんが、その後にみのる種は綿毛がついていて、これが風にのって大量に飛んでいきます。真っ白な綿毛がふわりふわりと風に舞うようすは、陽光が輝いているときなど幻想的で見とれてしまいますが、目線を足下におとせば、アスファルトの道の端っこ、そして芝生や土の地面なら至る所に、綿ぼこりのようにまっしろに積もって美観上よろしくありません。
自転車に乗っているときなど、うっかりすると鼻に吸い込んでしまいそうになります。
このところ、外に出ると目がかゆくなり、鼻がムズムズ。アレルギーというほどではありませんけれど、あれだけ綿毛が飛んでいればむずむずしないほうがおかしいというもの。
せっかくスギ花粉から逃れてきたのに~!!!
そろそろ札幌市内の百合が原公園ではユリやバラが最盛期を迎えるのでは。
百合が原公園のユリの写真と公園については2007年7月25日のブログ をごらんになってください。
ニセアカシアとミツバチの話を書くのでした。が、私が何か書くよりも、まずはわかりやすくおもしろい参考サイトと本をご紹介します。どちらも、ライターの仲間でミツバチと蜂蜜を専門に活動されている和田依子さんの執筆です。
和田さんによるサイト「養蜂レポート」
和田さんの著書「庭で飼うはじめてのみつばち」(山と渓谷社)
日本では一般にアカシアと呼ばれ、主要な蜜源として大事にされている木は、本来のアカシアではなく「ニセアカシア(別名ハリエンジュ)」です。マメ科の植物で、根に窒素固定細菌を共生させており、この細菌が空気中の窒素をいわば窒素肥料の形に変えて植物に与えるため、やせた土壌でも繁殖することができます(ちなみに、窒素固定細菌のほうは、植物から光合成産物である炭水化物をエネルギー源としてもらいます)。
マメ科の植物は、窒素固定細菌の共生のおかげで、他の植物が繁殖できないような土地にも定着します。ニュージーランドのルピナスの大繁殖地(2008年12月18日のブログをご覧ください )も同様です。緑化等の目的で導入されたものが、いつの間にか在来の植物の繁殖地も奪ってしまうことがあり、ニュージーランドの世界遺産の一つで人気の観光地でもあるマウントクック国立公園では、地道なルピナス駆除活動が続けられています。
日本のニセアカシアは、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」(以下「外来生物法」)によって要注意外来生物リストに挙げられています。高木となるニセアカシアは、葉を広げると日光を遮り、背の低い木や在来種の草が枯れてしまうこと、さらに未だ物質の同定はされていないもののアレロパシーといって他の植物の生長を妨げる物質を分泌しているらしいこともわかっており、害は大きいと考えられています。
【資料】環境省自然観光局のホームページより
要注意外来生物リスト
別途総合的な検討を進める緑化植物
〈ハリエンジュ Robinia pseudoacacia〉
生態系(競合・駆逐、環境攪乱)
砂防林や薪炭材として導入され、良質の蜜源植物としても広く利用されている。しかし、各地の河川や海岸などでは繁茂し、希少植物を含む在来植物を駆逐するおそれがある。影響の大きい場所では積極的な防除または分布拡大の抑制策の検討が望まれる。
近年、栽培果物の花粉交配用のミツバチの不足が深刻になっています。北米等で大問題となっているCCD(蜂群崩壊症)ではないとされていますが、各地でミツバチの大量死や突然の行方不明が報告されています。
くわしくは、上記の「養蜂レポート」最新topic、「元気ですか?日本のミツバチ」をご覧いただくとして、いまミツバチが減少していることの背景には、農薬、病害虫、そして外来植物など、日本の農業や環境施策と養蜂との関係が危うくなっている、ということがありそうです。
いまのところ、ニセアカシアは「侵略的外来種」として伐採の対象とはなっていませんが、一部、伐採が始まっています。現在、ニセアカシアのハチミツは、国内生産量のほぼ半分を占めているそうです。このニセアカシアが伐採されてしまったら養蜂はどうなるのか。ニセアカシアは大気中の二酸化窒素を吸収する能力が非常に高いというデータもあるそうです。一方で、外来種を放置した影響も無視できません。
オーストラリア、ニュージーランドはユニークな生態系の保護のため、入国の際に植物や動物由来の製品等を持ち込まないよう厳しい検査が行われます。私もうっかり、タスマニア島で買った蜂蜜をもったままニュージーランドに入国しようとして没収されてしまいました。お土産として持ち帰ることができたのは、ニュージーランド南島で買ったマヌカハニー、庭で手作りハチミツをつくって売っていたおじさん(ニュージーランド北島にて)から買ったミツバチの巣とプレゼントしてもらったクローバーのハチミツだけでした。
ハチミツには大量の花粉が混じっていて、そのハチミツがどんな花蜜に由来するのかを知る手がかりになります。
我が家のベランダ菜園でも、キヌサヤ、ナス、シシトウなどの花が次々に咲き始めています。8階のベランダに、いつ、どうやって花粉を媒介する虫が来てくれるのか、そわそわしています。
「植物まるかじり叢書」第4巻では、植物の葉の形がどうやってつくられるかを研究している東京大学の塚谷裕一先生にお話をうかがって書いています。キヌサヤの、まるで彫刻のような葉を見ると、わたしもそんな研究がしたくなってきました(写真)。ぴったりと硬く折りたたまれた緑の葉のモトが次第に開いて大きくなり、なかから花まで飛び出すのです!
7月9日(木曜)、10日(金曜)の二日間、東京国際ブックフェアに行きます。
東京国際ブックフェア
この機会に出版業界のいろいろな方にお目にかかりたいと思っています。会場でお会いくださる方のご連絡をお待ちしています。







