10年目のカナダスノーネット ― 2013/12/09 15:09
いよいよ今週から、2013/2014シーズンのカナダスノーネットがスタートします。
トップページのニュース更新を担当するのは、なんと10年目になります。
最初のシーズンは、現地のカナダ人スタッフからメールで送られてくる毎週のレポートを、時差と闘いながら翻訳してウェブデザイナーに送り、アップしてもらうというやり方でした。まだウィスラーにもバンフにも行ったことがなかったので、レポートにある現地情報の細部が理解できなかったり、ウェブにのせるための写真がなかったりで、苦心しました。
次のシーズンの初めに、メディアファムとして現地を取材させていただき、写真もたくさん撮影してきました。
やがて、情報の更新はCMSを使って随時、自分で掲載できるようになり、レポートも主には現地発のメールニュースをもとに作成するなど、技術的な向上が反映されました。メールニュースが頻繁に配信されるようになったからこそ、このようなニュース更新ができるようになったのです。
その後、現地で日本人向けツアーを催行するフェロートラベル社のスタッフによるブログができたり、さらにはフェイスブックで現地情報が毎日提供されたりするようになりました。
それでも10年間変わらず、カナダスノーネットのトップページでニュースを配信させていただき、感激しています。
今シーズンも、豪雪のニセコにいながら、カナダ西部のスキーリゾート情報を発信していきます。ニセコとカナダで降雪・積雪情報を比較したり、イベントやニュースを比較するのはなかなか楽しい役得です。
ちなみに目下は北米西部を寒波が覆っていて、バンフ、レイクルイーズは連日、日中の気温が-25℃なんていう日が続いています。レベルストークあたりは、すでに今シーズンの降雪が2mを上回っています。
そのうち、もうすぐ、ニセコの方が上回ると思いますが。
★4年間続けてきたニセコ冬の音楽祭は、これまでと少し違う形で2月に開催の予定です。経過をニセコアーツNiseko Artsでお知らせしていきます。
☆年末をまたいで、秋から取り組んでいる仕事の完成に向けて、邁進します。中学生・高校生・高校の先生を対象にした、本の執筆・編集・その他です。
たとえば、こんなふうに文章をあれこれいじっています。
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【無性生殖と有性生殖】
説明1
無性生殖では親と遺伝的に同じ子しか産まれないため、子孫に遺伝的な多様性が生まれません。一方で、短時間のうちに多数のクローン個体(遺伝的に同じ個体)をつくれるというメリットがあります
説明2
無性生殖は、進化的に劣った生殖法ではなく、多くのメリットがあります。特に植物においては、有性生殖と無性生殖の両方が幅広くみられます。たとえばヨーロッパアルプスの高地や日本列島の高山帯には、氷期に北極域からきた植物群が生き残っていますが、これらの植物には、厳しい環境で確実に子孫を残すため、種子とムカゴの両方をつくる種が多数存在します。(写真)